何も無い 「情熱大陸 漫才師 錦鯉」

「情熱大陸　漫才師　錦鯉」
TBS　2022年1月9日放送

M1グランプリ優勝の錦鯉。
情熱大陸に取り上げられる者は、表に出していない考えがあり
それに基づく目標を糧に日々努力している、という内容かと思った。
しかし、錦鯉にはそれが無い。
良い意味で諦めなのか、頑張るというのでもなく
力が抜けているのが彼らの生き方。
お金や地位や名誉はいくらあっても足りることは無いというのを
知っているのか、否、そんな考えさえもないのだろう。
外も中身も何も無いことを観客が見て笑う。
純粋な漫才師なのだろう。

タグ：漫才師 錦鯉

取り戻せない 「Nコン2021みんなの足跡」

「Nコン2021みんなの足跡」
NHK2021年12月25,26日放送

NコンはNHK全国学校音楽コンクールのことである。
2020年は中止で2年ぶりの開催が行われ
その模様を2日間放送された。
25日が小学校、中学校、26日が高校の部。
無観客で参加人数制限しマスクをしての歌唱が特異感を覚えた。
歌唱しているとき、何人もマスクの位置ずれを直しているのが
共通の動作であった。
小学校と中学校の部は各校歌声に特色があったが
高校の部はまるで同じ学校が歌っているように歌声が同じに聞こえた。
吹奏楽や合唱はコロナの影響を大きく受けている活動であり
それを糧にしている学生はこの2年間は大事な時期を欠損している。
マイナスをプラスに変えるということを励ましにしているが
無くした時期は取り戻せない事の重要性を考えなければならない。
2022年はどのような開催形式になるのだろう。

タグ：コロナ 合唱 吹奏楽

Pink Floydを 「ザ・カセットテープミュージック」

「ザ・カセットテープミュージック」
2021カセットテープ大賞SP
BS12　2021年12月26日放送

9月まで続いた番組の特番である。
取り上げられる曲の理由が相変わらず面白い。
旋律を特徴に持ったものなど切り口が他ではあまり見られない。
今回はゲストにRED WARRIORSのダイアモンド　ユカイとshakeで
特にshakeがPink Floydを2曲取り上げてギターの聞きどころを教えてもらった。
毎週続いた番組であったが、せめて隔週ぐらいに復活して欲しい。
そのぐらいの間隔の方が内容が濃いと思う。
これまでの内容の薄い回を否定するのではなく、
薄い回の良さはあまりにマニアックで喜ぶ人が少なかったのではなかったのか、
と思う老婆心からである。

タグ：マキタスポーツ スージー鈴木 red warriors Pink Floyd

とても自然 「Qさま 3時間SP」

「Qさま　3時間SP」
テレビ朝日2021年12月20日放送

今回は幕末・明治のスゴい偉人ベスト25から出題だった。
出題者の中で注目したのは乃木坂46の山崎怜奈。
問題を考える時や正解、間違いの時の表情がとても自然だ。
考えるとき眉を寄せて少し怒っているような顔になる。
アイドルは見られることを意識して表情を作るが
彼女はクイズに集中している様子がうかがえる。
とても好感が持てる。

タグ：山崎怜奈 クイズ

別のものではなく 「ドキュメント72時間 大型古着店 私らしい一着で」

「ドキュメント72時間　大型古着店　私らしい一着で」
NHK2021年12月17日放送

神奈川県厚木にある西海岸という古着でのドキュメント。
古着のイメージは、着古してボロになったがまだ着られる服というものだった。
番組を見ると新品を洗っただけのようなものがたくさんあるようだ。
もともとジーンズは最初から加工したものを売っている事を考えると
新品とセカンドハンド品は別のものではなく、
着る人が最も気に入ったものを選べば良いという考えに行き着く。
値札を見ると自分も買いに行きたくなったが、
まず自分の服を処分するのが最初の行動と気づいた。

タグ：古着 西海岸

渇望 「M-1グランプリ決勝」

「M-1グランプリ決勝」
テレビ朝日2021年12月19日放送

始まるまでCMが多い、最終決戦でもCMが多く挟まれていた。
錦鯉、オズワルド、インディアンスが最終決戦に残った。
インディアンスはネタが関西弁で早すぎて疲れてしまった。
オズワルドは作られ過ぎて意外性が足りなかった。
錦鯉は大味で雑に感じた。
どの組も面白いが順位を付ける意味があるのだろうかと考えてしまう。
出場者は賞金と出演機会が増えるので必死に取り組んでいるが
じわじわと良さを感じられるお笑いへの渇望がある。

タグ：漫才

井戸端 「ドキュメント72時間 東京小金井 街角の水くみ場で」

「ドキュメント72時間　東京小金井　街角の水くみ場で」
NHK2021年12月10日放送

小金井に地下水の水くみ場がどこにあるのかと
番組の中の情報を元に調べると武蔵小金井駅から近いところだった。
表通りから入ったところにあるため、今まで気が付かなかった。
ポンプでくみ上げている地下水はいつまで取水できるのだろう。
最近多い地震や富士山噴火の可能性などの前兆として
地下水の変化は起きるのか、とかいろいろ考えてしまう。
近くにこのような取水口があればと思う。
昭島は水道水で地下水を使っていることもあり
市内の青梅線駅に取水ポストを設置している。
井戸端会議という言葉があるように
現代の井戸端はどこだろうと考えてしまった。

タグ：井戸 地下水 富士山 地震

トラックパッド 「情熱大陸 YOASOBI」

「情熱大陸　YOASOBI」
TBS2021年12月12日放送

YOASOBIはAyaseとIkuraのユニット。
バンドと書こうとしたが、ユニットの方がしっくりくる。
AyaseはMacノートパソコンで曲を作る。
映像でもマウスを使わずに
トラックパッドを使っていて、
はじめからトラックパッドを使い慣れていると思った。
Ikuraは声の色に惹かれる。
YOASOBIのアップテンポの曲しか知らなかったが
スローテンポの曲でIkuraの声と曲の良さを知った。

タグ：YOASOBI Ayase ikura トラックパッド

何人が 「プロフェッショナル 仕事の流儀 17音、言葉の力を信じて 俳人 夏川いつき」

「プロフェッショナル　仕事の流儀
　17音、言葉の力を信じて　俳人　夏川いつき」
NHK　2021年12月7日放送

プレバトで俳句の先生として夏川いつきさんを見ていて、
自分が俳句をやってみたいという気持ちが起きるのだが、
季語をよく知らないためハードルが高く、
むしろ短歌の方が親しみやすいと考えていた。
番組の中で夏川いつきさんの言葉から
「5音の季語と12音で表現」という風に考える事で、できるかもという気になる。
「映像を撮る」ように瞬間を凝縮して描くのが俳句という考えも敷居を下げる。
プレバトやこの番組を見て、何人が俳句をはじめたのだろう。
そして俳句を続けているのだろうか。

タグ：俳句 夏川いつき プレバト

興覚め 「THE MANZAI 2021」

「THE MANZAI 2021」
フジテレビ　2021年12月5日放送

出演者はどれも個性的で見ごたえがあり
漫才の内容はすばらしい。
興覚めするのは、どの出演者も番組最高顧問のビートたけしに
気を使ってふるまっている様子だった。
芸人の中での先輩を立てる序列があるのは仕方ないかもしれないが
視聴者に見せるのはどうかと思う。

タグ：漫才 ビートたけし