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少年の心 本「ドリトル先生航海記」 [本]

本「ドリトル先生航海記」

ヒュー ロフティング 作
井伏 鱒二 訳

岩波書店

本の話し手がドリトル先生の助手のトミー少年である。
大人の視線ではなく少年が見た世界が書かれている。
航海の途中でのささいな事も取り上げられている。
それは、密航者が出てきたりするのだが、
登場する必然性を考えてしまうのだが
物語の中では自然に書かれている。
このような細かい出来事の積み重ねが内容を厚くして
ドリトル先生の人柄を作り上げるのに役立っている。
その人柄は大人が考える重要性と異なる
自然を相手にした優先度である。
子供から大人になるにつれて、いつの間にか忘れてしまうものである。
この本は子供が読んで心が踊るが
大人が読むことで忘れていた重要な事を思い起こさせる。
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